河井孝仁のシティプロモーション日記とか

小松市に行ってきました

昨日12日に石川県小松市に出かけました。
市職員向けの広報研修講師を依頼されたためです。
担当の方からは「モチベーションアップ」を主眼としてというリクエストがありました。それに応えて、戦略発想以上に、広報という仕事がどのように自らの「育ち」につながるのかというところに重点を置きました。

市役所では、ピンクの色彩とキャラクターの「カブッキー」による案内サインが統一感を作っていました。正面玄関から入ったロビーは意識的にシティプロモーションコーナーとして活用されています。いったん奥まるので導線がどうかと思いましたが、観覧者は少なくありません。
これらは、市民撮影の写真展、市民出演のCATV番組放映、市内の建物への景観賞、ゆるキャラグランプリでカブッキーが北陸1位になったことへの市内園児のお祝いの絵などにより、多角的に市民の当事者化を実現していることが効いていると思います。

ただ、歌舞伎のまち、乗り物の町などの提示は、地域イメージが散乱するに止まっている印象はあります。編集・集約化が不十分ということです。
歌舞伎のまちと言っても勧進帳の安宅の関がある(駅からのアクセスはバスが2時間にに1本だし)、子ども歌舞伎が行われるということに止まるのでは、十分な差別化は難しいと思いました。また「今、そうである」というスタティックなイメージで、「どうなっていくんだ」というダイナミズムにも欠けています

これを、歌舞伎のまちにとどめず、勧進帳の富樫の持つ、侠気、優しさ、友情、知識、枠にとどめない交流への志向などを編集軸にしたブランドメッセージ作成につなげてはどうでしょうか。
富樫の勧進帳での振る舞いが「関所にとどめず交流を促した」と読めば、立地するグローバル企業のコマツや、小松空港にもつながります。記念美術館のある宮本三郎も「枠を越えた」存在として考えることも可能でしょう。
そうした「富樫」的存在を豊かに作り出す教育や育ち支援として、小松市の多様な取り組みを読みかえ、未来志向=ありたい小松市として提示することも可能だと思いました。

キャラも弁慶をモチーフにしたカブッキーだけでなく、当初は脇に、その後は徐々に主役にする形で認知を図るトガッシーとかを考えても面白そうです。京都や平泉の印象の強い弁慶よりも地元の富樫のほうが差別化が効きやすいように思いました。
「富樫のまちである小松市」をどのようにブランド化するのかは興味深いと思います。

そんなことを、市広報課との懇親の席で意見交換し、楽しい時間になりました。

12日は小松泊。13日は6時発の特急しらさぎに乗って静岡県島田市へ。
地域クロスメディアポータル「eコミュニティしまだ」の運営打ち合わせでした。岐路にある状況だと思います。しっかりと経営判断をしていかなくては、立ち行かないのは当然です。
その後は、市役所に伺い、行政広報メディア棚卸研究会です。今日は行政広報メディアとしてのeコミュニティしまだについて。eコミュニティしまだの強みとして地域ソーシャル情報のカバレッジと編集能力があるはず、ここが十分に機能すれば、行政オウンメディアの弱みを補完する形で協働も実現する可能性があると議論しました。
  1. 2013/02/14(木) 00:45:35|
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河井孝仁

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自著(単著・共編著・執筆分担)

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