河井孝仁のシティプロモーション日記とか

二番煎じのプラットフォーム談義

今日は茨城県つくばで災害リスクガバナンス研究プロジェクトの打ち合わせ。
その場で言ったこともいろいろあるんですが、ま、今日は昨日書いたことの二番煎じを。

と、いうのも、参加しているMLに書いたことの大意と、昼に問われたeコミュニティ・プラットフォームの要素ってことへの回答をまとめておきたいので。

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問題は地域SNSなのかどうかということではないでしょう。

どのような要素を持ったプラットフォームがあれば、地域の人々の自律的な情報発信が(それも、必ずしも「公共」などと肩肘張ったものではなくても)結果的に地域の課題への気づきを生み、それを少しでも解決するための施策(サービス)の束を生み出す、そうした地域経営を支援できるかということだと考えます。

※地域課題を解決するための施策(サービス)の束、それが「政策」だと考えてもいいでしょう:政策も政治・行政に独占されるものではないのだから。

そのプラットフォームの要素として、例えば私は次の4つのものを考えています。
①関心をともにする集まりを基礎とした構築及び運営
②それぞれの情報発信が可能となる場所が用意される
③それぞれの情報発信ができる限り共有され「見える」化される
④その見える化に基づき、オフラインを含めた連携が可能となる

あるいは他の要素を提起される方もいらっしゃるでしょう。
しかし、いずれにしろ、それぞれの情報発信が楽しいものになることで地域の情報がいつの間にか集積され、見える化や連携の仕組みによって「気づき」を生みだし、さらに、もっとも大切なオフラインの課題解決や人育ちにつながる。

地域SNS一般について語るのではなく、そのプラットフォームが上記を満たすことができるのか。満たすためには何が必要なのかを考える機会があるといい。

それは、おそらく単なる「居心地のいい場所作り」ではないようにも思います。(それが基礎となるとしても)

それが地域SNSだろうと電子会議室だろうと電子町内会だろうとメーリングリストだろうとwikiだろうとブログポータルであろうと。あるいはその複合形であろうと。それ以外の何かであろうとも。それは後で考えればいい。【既存の何かを検討のための基礎とすることは当然あり得るとしても】

もちろん、それぞれのツールとしての特徴はあるでしょう。
私の専門はそれを分析することでもあります。

しかし「地域経営」、その重要なアクターとしての市民活動が、どのようなプラットフォームを得ることで、よりよいパフォーマンスが可能になるのか。そうしたことを考える機会が必要だと思っています。


  1. 2007/04/02(月) 23:01:39|
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  4. コメント:2
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コメント

はじめまして

突然のコメント失礼致します。

私のツール情報サイトで、
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

該当記事は
http://blog.livedoor.jp/cris777/archives/53504795.html
です。
  1. 2007/04/03(火) 03:33:57 |
  2. URL |
  3. ツールInfo #-
  4. [ 編集]

インフラ屋の僕から見ると災害時の通信手段というのは単純な順に回復していきます。
口コミ→ラジオ→アナログ電話→携帯電話/携帯メール→TV→Web
て感じですかね。
ネットは確かに便利ですが、回線、電気、サーバが回復しないと利用できないんです。
情報は
速い→大量→正確→利便
って感じで流れていきますので、災害の初期にPDAや携帯電話で利用できるような公共の掲示板サイトが用意されてるといいですね。
  1. 2007/04/03(火) 23:09:37 |
  2. URL |
  3. nomad #-
  4. [ 編集]

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河井孝仁

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自著(単著・共編著・執筆分担)

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