河井孝仁のシティプロモーション日記とか

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エディラボでシティプロモーション

まぁ、長文なので。
先ほど福岡空港に着いた(^^)
で、今から五島福江空港に参ります。
楽しく仕事をしたいと思っております。

日曜日は御茶ノ水でエディラボ。
普段はメンバーの問題提起をさまざま議論するワクワクする場ですが「ま、偶には」ということで、私の専門領域になるシティプロモーションについて話し、突っ込んでもらうことに。
先ず、よくある誤解ですが、
「キャッチフレーズを作ったからまちがよくなるということはないのでは。」
仰るとおり。

で、まず、キャッチフレーズにも部分的に意味はありますが、私が作るといいかなと述べているのはブランドメッセージでして。
ブランドメッセージは「どんな人が『しっくりくる』まちになれるのか」をしめす言葉。
しかも、メインメッセージよりもボディコピー、さらにそのボディコピーを築くために発見されたまちのなかに埋め込まれている物語が重要になる。
物語を基礎にしたブランドブックとかあるといいなって思ってます。
これによって、どんなことを大事にしている人が、共感できるまちなのかがわかる。
ワンフレーズのメインメッセージでは、それは難しいかなあと。そうした力を持ちうる素敵なメインメッセージもありますけどね(^^)
まちに関わる人たちが、それぞれの取り組みで、どんな物語を実現していこうとするのかの方向を示すことば。
これによって、どこにでもあるまち、なんていうものはなくなる。
これができていけば、まちの外にいる、どのような人たちに「私たちのまちはいいまちだよ」と呼びかけていいのかがわかるようになる。

もともと、共感を得られない人たちに頑張って呼びかけても疲れるだけだろうし。
どんな人が共感しそうなまちかを示す言葉がブランドメッセージかなあと。
さらに、ブランドメッセージはあればいいんじゃなくて、作っていく過程に意味があります。
ブランドメッセージをつくるために、まちの人たちが、まちの魅力をたくさんたくさん見つける、それらの魅力を実際に見て、知って、感じる。そして、そうした魅力を組み合わせて、まちに関わって幸せになる人の物語をたくさん考える。
この過程で、まちに関わる人たちの、まちを推奨しようとする意欲、まちをよりよくしようと参加する意欲、まちをよりよくしようとしている人たちに感謝しようとする意欲が高まる。
これはまぁ実証済み。

これが大事なわけで、もちろん、キャッチフレーズがあればいいまちになるなんて、言ってるわけじゃない。
次に、シティプロモーションって、地域参画総量という形で示される、まちを持続的に維持・発展させるための「熱を持ったしなやかな土台・基盤・要素」を増やすために行われるんだってことについて。
地域参画総量は、
まちに住む人の数に、まちへの推奨・参加・感謝の意欲の量を掛け算したものと、
まちの外でまちに共感してもらえる可能性を持つ人の数に、まちへの推奨意欲の量を掛け算したものとを
足し算することで求めらる。
その意味で、人口なんてどうでもいいと言っているわけじゃない、一方で、ストレートに人口さえ増えればいいと言っているわけでもない。
で、この地域参画総量=まちを持続的に維持・発展させるための「熱を持ったしなやかな土台・基盤・要素」を増やすっていうのは、シティプロモーション担当部局だけがやるんじゃないんだってこと。
行政他部局ももちろん、まちのなかでさまざまに行われる取り組みも、地域参画総量を増やすことに繋がる。
とはいえ、行政他部局もまちに関わる人たちも「さぁ、地域参画総量を増やそう」と、道路を整備したり、サーフィン大会をやるわけじゃないでしょう。
それぞれの目的はあるはずなんですよね。

シティプロモーション担当は、そうした、それぞれの仕事や取り組みを、地域参画総量を増やす方向でも進められると嬉しいなと言い、そう進めるようとしてくれる行政他部局やまちに関わる人たちを褒めて、必要があればお手伝いするというのが、仕事なんだろうと。
道路部局が、道路を作ることでまちがどんな風に素敵になるかを伝える。
大会主催者が、サーフィン大会の参加者を増やすことに努力し、さらに、まちが面している海の素晴らしさをわかってもらう。
そうしたことにもちょっと意を砕いてもらうようにシティプロモーション担当がちょっかいをかける、っていうようなこと。
で、こうやって増えた地域参画総量があれば、行政他部局の仕事やまちに関わる人たちの取り組みもやりやすくなる、盛り上がりやすくなるってことだろうと。
冷えて硬くなってしまった基盤・要素を使うより、熱を持ったしなやかな基盤・要素のほうが、使いやすくないかなあってこと。
もちろん、熱を持ったしなやか土台・要素があれば、それだけで全てうまくいくってはずはない。適切なデザインがあって初めて、そうした熱を持ったしなやか土台・要素が使えることも忘れてはいけない。
シティプロモーションだけで解決できるまちの課題はほとんどないと思う。

でも、シティプロモーションによって、まちを持続するために使える、熱を持ったしなやかな土台が造られる。
ということかなあと思ってます。
そう考えると、シティプロモーションって万能でも無意味でもないって言えそうな気がするんだけど。
具体的に、限界集落なんかではシティプロモーションって無意味なんじゃないって突っ込みももらいました。
そんなことはないと思う。
シティプロモーションが増やそうとする地域参画総量に、まちの外にいる、でも、まちへの共感を獲得できそうな人たちの推奨意欲もカウントされるってことが、ここで意味を持つ。
その集落には数十人しかいなくて、そうした人たちの意欲をいくら高めたところで、十分な熱を持ったしなやかな土台は作れないかもしれない。
でも、まちの外からその集落を応援してくれる人の意欲を高め、さらにそうした意欲を的確に、実際の応援に結びつけるデザインがあれば、限界集落とはいえ、そこに住む人は幸せになれるんじゃないのかなあと。
また、若い担い手がいなくて、高齢者ばかりが増えるんじゃ未来がないよねってことにも、必ずしもそうでもないんじゃないって思ってます。

シティプロモーションによって、まちのなかの高齢者の意欲を高め、それによって築かれる熱を持ったしなやかな土台・要素が作られることが前提になるけど。
その土台・要素を上手に活用できるような、例えばネット技術やドローンなどの新技術、さらに中央集権的な電力供給や上下水道ではない地域に根ざした生活インフラを築く取り組み、半農半Xを可能とする取り組みというデザインが用意されて、
その上で、こちらもシティプロモーションによって、まちの外からの意欲を高められ、その意欲を具体的な応援に結びつけるデザイン(例えば「ふるさと納税」もそうしたデザインの一つかな)があれば、
高齢者が多い=支えられる人ばかり=破綻というナイーブな議論にはならないと思うんですが、どうですかね。
そのほか、地域推奨意欲と地域感謝意欲の違いがわかりにくいとか、地域感謝意欲についてより具体的な感謝対象を設定したほうがわかりやすいとか、地域外ターゲットに推奨意欲だけではなく参加意欲や感謝意欲を聞くことを考えてないのかとかの、
突っ込みももらえて、適宜、私の考えかたをお伝えした次第。

エディラボの後は池袋へ。
シネ・リーブル池袋で上映してるアニメ『BLAME!』を見てきました!
『シドニアの騎士』が好きだって人には絶賛おすすめ。
弐瓶勉、瀬下寛之、ポリゴンピクチャーズ、花澤香菜、雨宮天。
内容もキャラクターデザインも、期待どおりでした!
幸せな2時間であります。
  1. 2017/05/29(月) 23:23:00|
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河井孝仁

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