河井孝仁のシティプロモーション日記とか

修正地域参画総量

昨日は午前中に名古屋で、名古屋広域圏の自治体の皆さんに講演。
午後は静岡県磐田市にて協働のまちづくり推進委員会。
先に書いた、地域経営には深惚れが必要なんじゃないか論に
Akiko Asaga浅賀さんが、地域には深くて狭い共感と、浅くて広い共感がともに求められるというobjection。
まぁ、それは考えているんだが、そういう議論の立て方をすると、結局、みんな大事なんだよねという誤解に陥るのではないかという戦術的な意図があって、先の立論。
で、両方必要と言わず、どうするか。
そこで、シティプロモーションの成果指標として「修正地域参画総量」というのを提示するわけだ。
これは、共感の結果としての意識変容を3つに分けて、それを総計することによって算出する。
一つは「地域活動参加量」、これは相当な深惚れの結果により生まれるんだろう。
次に「地域活動感謝量」、多様な理由で、いわゆる地域活動・まちづくり活動には参加していない、しかし、地域のための働きに感謝する人が多い、そういうまちは、住みやすそうだ。
この感謝は先の地域参加へのインセンティブにも繋がるから完全な独立変数じゃないけど。むしろ、そこを評価。
三つめは「地域推奨量」、上の二つが地域内での意識変容を測るとすると、これは地域【内外】での意識変容を測る。
住民基本台帳上の人口だけが地域を創るんじゃないわけで、居住はしていても、していなくても、まち推しやまち支え、まち関与をしてくれる意欲のある人が多いことは悪くない。地域持続の鍵になる。
これらの参加度、感謝度、推奨度の算定にはネット・プロモーター・スコア(NPS)の援用が可能だろう。
で「総量」という以上は、参加度、感謝度、推奨度を測って終わりじゃなく、これに対象人口を掛け算しなくちゃならない。
いくら、それぞれの比率が上がっても、対象人口が加速度的に減少すれば地域の維持は困難だろう。このあたりは、先の浅賀さんのobjectionにも通じるところ。
なんで、地域活動参加度×地域人口、地域活動感謝度×地域人口、地域推奨度×地域人口
これで、緩やかな人口減少があったとしても、参加度、感謝度、推奨度を高めれば、維持向上できることになる。
もう一つ、大事なヤツが地域【外】の人々による推奨量。
これは、まず、推奨度増大を図るターゲットを定めるところから始まる。東京とか首都圏とかにしてもいいけど、ブランドメッセージに基づく共感獲得を前提とするなら、地域だけではなく意欲・関心の共通する人口でもいい。
例えば首都圏在住で就学前の子どもに自然に溢れた体験をさせたいと強く思っている家族人口とか。
で、その対象人口にあたる人々に推奨度を尋ね、掛け算する。
これ、仕掛けがあって、ターゲットを広くとると人口は大きくなるけど推奨度はあがりにくい、というかNPSとしてはマイナスが大きくなる。じゃ、限定しすぎると対象人口が極めて少数になり推奨量は上がらない。
だから、的確にターゲティングするという戦略へのインセンティブにもなる。
以上の地域活動参加量、地域活動感謝量、地域推奨量を和したものを「修正地域参画総量」とする。
今のところ、こんなことを考えてる。
広報協会が発行してる月刊の『広報』次号に、その緒論を書いてみている。
さて、どうかなあ。
今は新幹線で東京に向かってる。
目の前にスタバのドリップtallに1ショット追加のカップ。
いい日になるかな。
  1. 2016/02/13(土) 23:41:11|
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河井孝仁

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自著(単著・共編著・執筆分担)

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