河井孝仁のシティプロモーション日記とか

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Angel of the North

ニューカッスルアポンタインとゲーツヘッドはタイン川を挟んで別々の自治体ではあるが、強い連携のもとに長い時間を過ごしている。
日本ではあまりこうした緊密な隣接自治体の事例を見ない。
巨大都市とその衛星都市の事例はあるだろうが、ニューカッスルとゲーツヘッドはそれぞれの力を拮抗させつつ連携しているように思われる。
どうしても見たいと思っていた、ゲーツヘッド郊外の巨大彫刻 Angel of the North 。
確かに圧倒的な力であり、バスにも、この作品をモチーフにしたラッピングがされている。
事前の調査では、この作品がニューカッスル・ゲーツヘッドを変えたとの言及をよく読んだ。
炭鉱を基礎に発展してきたまちが滑り落ちるように斜陽していくなかで、クリエイティブシティとして、住みたいまちに変化してきたと言う。
確かに「語れるもの」を持つことにより、そのまちに関与する人間の推奨や参画意欲は高まる。
しかし、ゴームリーのこの素晴らしい一つの作品だけでまちか変わり得るのか。
昨日今日と二つの都市をとにかく歩いた。
実のところ、ニューカッスルにもゲーツヘッドにも充実したコレクションを持つ美術館はない。
一方で、ゲーツヘッドのSage Gatesheadという公共ホールは人々のクリエイティブとその出会いをデザインしている。BALTICという現代アートセンターも、地中海を経由して辛酸のもとにヨーロッパに渡る難民をモチーフにした作品を展示するとともに、子どもたちとアートの出会いをつくっている。
まちを歩けば、そこここに歴史的な層を意識させるデザインがある。
スペイン内戦において、英国が国としては手を拱いていたことも理由として、ファシスト政権が樹立されてしまったことを述べつつ、ファシスト政権と戦うために義勇軍として、ニューカッスル・ゲーツヘッドからスペインにわたり戦死した人々を記念するものまであった。
また、タイン川沿いには、ニューカッスルの栄誉市民として、アーティストを含む様々な人の名前を記した円形の記念章が埋め込まれ、今日、日曜はそのタイン川沿いで、屋台による楽しい日曜市も開かれている。
こうしたまちの姿について、明日はニューカッスル・ゲーツヘッドイニシアチブの方に取材する。
楽しみだ。
追記
ここまでの記事を書いた後に、Laing Art Galleryに足を延ばした。
ここはまさに「まちを語る」仕掛け、「まちに関わる」仕掛けに満ちたギャラリーだ。
1階は、コレクションによる多様なアートの視点で、いくつかの主題を基に、ニューカッスルを考えることのできるデザインになっている。
ニューカッスル他のほとんどのアート系施設と同様に無料である一方で寄付をすることでどのような意義があるかが積極的に語られる。
また、子どもたちを主としてさまざまに行動をうながす仕掛けもある。
一方で2階、3階には数は多くはないが、珠玉のコレクション、またこれも小規模だがとてもいい企画展がある。
ここは、シティプロモーションの視点でのアート施設として、学ぶべき場所だ。
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  1. 2017/03/12(日) 22:24:52|
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河井孝仁

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自著(単著・共編著・執筆分担)

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