河井孝仁のシティプロモーション日記とか

Web2.0時代の行政広報

時事通信社がWebに提供している「ijamp」という行政向けニュースポータルに、依頼されていた短文を執筆。
タイトルが「Web2.0時代の行政広報」。
ロングテールと集合知をキーワードに、行政広報というものを単なるお知らせではなく市民や他のステークホルダーとのインターフェースとしてとらえたうえで、地域のために有用なデザインの必要性を示そうとしたもの。
実は、市民電子会議室や地域ブログポータルや地域SNSを、そうした視点で見直すことも可能であり、そうした視点で改めていく部分もある という思い。
まだ、中途半端な部分もあるが、今後、さらに展開していきたい。
  1. 2006/06/27(火) 23:18:54|
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子どもの「学びの場」充実事業システム検討会

座長を務めている、標記検討会に参加。主催は静岡県総合教育センター。
自分なりに考えているシステムの概要を紹介した。

学習データベースに個人ポータルというか、家族ポータルを活用することで、面白いものができないかと考えている。
学習履歴=マイレージ管理もありうるし、コンテンツへの個人としての評価提示も可能。学習者それぞれの属性に応じたコンテンツというのも、学習実績として示すことができるのでは。
さらに、学習仲間や意見交換の場の設定となれば、SNSを「開く」形で利用するというコンセプトにも。
そのあたりの狙いが私のテーマ。
  1. 2006/06/26(月) 23:43:36|
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「情報文化学会誌」論文アクセプト

投稿していたジャーナル『情報文化学会誌』13巻1号に研究論文「eコミュニティによるソーシャル・キャピタルの構築」の掲載が決まった。
実は、しばらく前に連絡があり、このほど届いたのは校正刷りなのだが、研究論文としてのアクセプトなのか、研究報告としてのアクセプトなのかはっきりしない状況。
今回校正の一覧を参照すると、なんとか研究論文として掲載されるようだ。

内容は、24日のシンポジウムでの報告からはまぞうとeコミュニティしまだを中心に、ソーシャルキャピタル構築の可能性を探ったもの。その意味ではNPO学会報告のバージョンアップ版ともいえるが、データ的にはNPO学会より旧い部分もある。

ま、eコミュニティを正面から書いた査読論文としては意義があるだろうと考えている。無事、発行されますように、と。

  1. 2006/06/25(日) 23:22:19|
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はまぞう

浜松まちづくりセンターで下記のシンポジウムに参加した。
というか、基調講演、パネルのコーディネーターかつ「まとめ」という役割。
つまるところ、マイクを持って走るコーディネーターとしてガンバリマシタ。

基調講演での主な素材は地域ブログポータル「はまぞう」だが、eコミュニティしまだトヤマグドットコムなどを対象にした分析を報告。講演用の資料を作る中でいろいろと整理できてよかった。
また、シンポも「地域ブログポータルによる、人・地域・経済のエンパワメント」を中心課題に様々な点について議論ができ、次の研究や実践につながる多くのものを得られたと思う。

参加された方はいかがだったでしょうか~
_____

シンポジウム「地域ブログがつなぐ公共と共同」
~ブログによる新しいコミュニティの現状と可能性~

地域でのインターネット活用が進むなかで、ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)と呼ばれる、ネット上のコミュニティが注目されています。
一方で直接、顔と顔をあわせるミュニティが衰えているのではないかという言葉も聞かれます。
そうしたなかで、静岡県西部地方で展開される地域ブログコミュニティ「はまぞう」を素材に、インターネットによるコミュニティと現実のコミュニティの連携について検討し、さらに公共への橋渡しという考察を行うフォーラムを開催することとしました。
地域に、日々の暮らしのあり方に、コミュニティに、インターネットに、興味のある皆さん、是非、ご参加下さい。

■目的
1.ブログによって生まれているコミュニティを新しい公共と共同という視点から考えてみる
2.地域のブログコミュニティ「はまぞう」の現状と今後について可能性と課題を考える
■内容  
1 モバイル社会研究所委託研究「地域コミュニティウェアとしてのモバイルメディアの活用」から  河井孝仁(東海大学文学部広報メディア学科助教授)       
2 会場インタビュー:はまぞう利用者等 
3 パネルディスカッション「地域ブログがつなぐ公共と共同-はまぞうの経験」モデレーター:河井孝仁,パネリスト:鈴木めぐみ(浜松市市議会議員)・中野眞(中小企業診断士・静岡大学工学部大学院事業開発マネジメント専攻客員教授)・和田喜充(ITコーディネーター) 
4 会場参加者とのコミュニケーション、質疑応答
5 まとめ:河井孝仁 
■開催日時 2006年6月24日(土) 15:00~17:30  定員:50名
■場所 浜松まちづくりセンター(浜松市浜松市中央一丁目13番3号)
◆主催(問合せ先)
 地域ネットコミュニティ研究会
 〒432-8023 浜松市鴨江3-61-1ぷらっとほーむ浜松内
 電話:053-457-3818 FAX 053-457-3816 (担当:中野) 
◆協力 NPO法人アクション・シニア・タンク
◆後援 株式会社シーポイント
  1. 2006/06/24(土) 23:51:13|
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『地域コミュニティ論』

『地域コミュニティ論―地域住民自治組織とNPO、行政の協働』山崎 丈夫を読む。
eコミュニティなんぞと言っている以上、従来からの地域コミュニティ論をしっかり押さえておかなくてはということで。
このあとも何冊か、そちらを読んでいくつもり。

本書については、読んでいくなかでいろいろと触発されることが多く、ページがボールペンの書き込みでずいぶん汚れた。それも、本書の内容そのものと言うより、そこからふと自分の研究領域に関して思いつくという感じ。読書ってのはこれが醍醐味かな。

内容のメモについては後ほど本記事を補正予定。
  1. 2006/06/23(金) 23:23:48|
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島田eコミュニティプラットフォーム研究会

マルチメディア制作の授業終了後、島田市の歩歩路で開かれた島田eコミュニティプラットフォーム研究会に委員として参加。
島田eコミュニティプラットフォーム研究会はeコミュニティしまだの運営組織。

内容についてはeコミュニティしまだのブログにも書かれているので省略。
(上記ブログの写真にひとりだけ、妙に小さいPC?を前にした私の写真があり。これは愛用のモバイルギアDOSなんです)

意見交換、議論のなかで、いろいろと面白い企画も生まれて、なかなか刺激のある打合せだった。
これをどのように実際に動かしていくか。

システム、Webまわりの改良も含めて、自らも動きつつ期待していきたい。
  1. 2006/06/21(水) 23:09:42|
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NPO白書プロジェクト

関わっているNPO白書プロジェクトについて、私が「情報化とNPO」の章を担当する場合に書きたい項目をメモして、事務局へ送信。

おおむねの内容は下記のとおり。
○情報化の認識(変化)
・ITからICTへ=用語として
・e-Japanからu-Japanへ=政府の戦略として
・Web1.0からWeb2.0へ=インターネットの使い方として
→情報化は「基盤」から「連携」の時期へと移っている。
この認識のもとで、地域を担うNPOはどのような役割を果たそうとし、果たすことができるのかを紹介、考察する。

○紹介、考察の切り口
プラットフォーム論(国領二郎)、場の論理(伊丹敬之)、eコミュニティ論(河井孝仁)、智民論(公文俊平)、モジュール論(青木昌彦)、ガバナンス、ソーシャルキャピタル
 
○具体的取り組みの紹介(例示)
 単なる羅列ではなく、それぞれが上記の時代認識のなかで、どのように位置づけられるかを検討することで、情報化のもとでのNPOの全体像を俯瞰できるように記述する。
 インフラ整備型、コミュニティ型、連携支援型、メディア・ポータル型、行政連携型、地域自立型、企業連携型、デバイド是正型。
 それぞれについて地域でのNPOの実践を紹介。必ずしもしっかりした区分ではなく相互にクロスオーバー。 

○情報化に関わるNPOをつなぐ動き
 can Forum、地域メディア研究会、LisNET(地域サイトネットワーク)

○課題と展望
 ここまでの議論をガバナンス及びソーシャルキャピタルの視点で再展望することで、情報化のもとでのNPOのもつ課題及び展望を明らかにする。
  1. 2006/06/20(火) 23:01:40|
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パートナーシップ・サポートセンター総会

名古屋のNPO「パートナーシップ・サポートセンター」(PSC)の定期総会に出席。
特に役割もなく、一会員として総会議事を傍聴、議決した。
PSCは、大学院でNPO評価について考えていたころから関わっていたNPO。企業とNPOの協働については先駆的な役割を果たしたのではないか。(過去形にしてはいけないが)
今も、パートナーシップ大賞のプロジェクトには調査員として参加している。
その他、PSCのWebまわりについても期待されているのだが、なかなか時間と距離が壁になって果たせていない。

パートナーシップ大賞については第3回の入賞ケース個々についての分析、紹介も掲載した書籍が出版された。私の書いた章が少し長めのもの、短いもの併せて3本ある。「メディア」「コミュニティ」という視点を大事にしたつもり。
既に総会会場には並んでいたが、私の手許にはまだ届いていない。また届いたら紹介します。
  1. 2006/06/17(土) 23:51:06|
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『ウェブ進化論』

遅ればせながら、梅田望夫『ウェブ進化論』を読む。

ネットの「あちら側」(の膨大なコンピュータ集積の大陸)と「こちら側」(のPCと個別の「島サーバ」)という区分で、グーグルのやろうとしていることを表現するのはわかりやすい。( )内補注。

確かにグーグルはAjaxを活用してオフィスソフトをすべてインターネットブラウザから使えるようにと動いている。それもひとつ。

また、ヤフーとグーグルの違いを「人の介在」をどう見るか というところで考えるのも、言われてみればあらためて「ほぉ~」という印象。

本書における、Web2.0と、その要素としてのロングテール・無限大に近い母集団から玉を抽き出す検索機能の飛躍的向上については、もう私が言うことでもない。
これにあわせて、梅田は「自動秩序形成システム」を言うわけだが、自動秩序形成システムというよりは「受動的でいても、自分にとって「大事」なものに気づかせてしまうシステム」というほうが適切なのだろう。いささか文字としては据わりが悪くて使えないが。

とはいえ、私たちは「こちら側」で生きている。そこで、どのような地域を構想し、社会を(いつのまにかであれ)創っていきたいと考えるのか。そのデザインには「人が介在」し、個人にとどまらない・個人を育てるコミュニティの力を必要とする。
梅田も、そのあたりには十分に気づいている表現も見られるが、読み手がそこに気づいているのか。

「あちら側」のエンパワメントを受けた個人の力の向上への過剰な思い入れ。「脱エスタブリッシュメントへの旅立ち」(終章の章名)が、単に新しいエスタブリッシュメントを生み、われわれは一人ではないという意識の無化として、本書は読まれてほしくはない。
  1. 2006/06/16(金) 20:15:42|
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連載は地域SNSについて

(財)日本広報協会で発行している月刊誌、「広報」7月号用の連載原稿「ネットでつながる地域の絆~ICTを活用した地域情報交流~」(7)を書いて、送信。
15日〆切なので、なんとか間に合ったという状況。ヒヤヒヤ。

今号は、先月号から書き出している地域SNSについての考察。
具体的には「ごろっとやっちろ」を素材にしているが、「ごろっとやっちろ」の紹介ではなく、公共的な目的を持った地域SNSの意義を、民間SNSとも比較しつつ考察しているもの。

先月、SNSとは「a.参加者が個人ページを持つこと、b.参加者が情報交流する掲示板などの仕組みがあること、c.人間関係を基礎とした情報の開示格差があることの、3つを要素とするサービス」と定義。

そのうえで、SNSというサービスによって、いつのまにか地域の社会資源としての情報が蓄積、発信され、利用できるものになっていく可能性を提示した。その際、人間関係を基礎とした情報の開示格差を活用することにより、情報の活用可能性(信頼)が段階的に異なる点にも注目してみた。

さらに、民間営利のSNSが「囲い込み」をビジネスのためのデザインとするのに対し、公共目的のSNSは「外部への資源提供」というデザインが必要なのではないかと指摘してみた。

まだ、乱暴な部分があるのだが、このあたりを今後も考えていきたい。
しばらくしたら、原稿のアップも考えている。


  1. 2006/06/15(木) 23:12:40|
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リ・デザイン

今、ひとつ出版できないかなという企画があって、ちょこまか動いている。

私の文章と言うことではない。あらためてネットと社会について。それも大括りの話にとどまらない、具体的な現場の知見をもとにした幾人かの研究成果をもとにしつつ、十分に再戦略化したもの。地域、コミュニティ、建築、オフィス、文化・・・

ネットやケータイなどのメディアが従来の人間関係を否応なく崩していったことを、まず明確にありのままに認識する。そのうえで、復旧することの不可能についても苦く受け入れる。そして、あらためて、それらのメディアを逆手に用い、「情報」を含めたリ・デザインによって、人と人をつなぎなおすための提案。

そのためのささやかな、しかし、不敵な企て。エディテングへの参画。
  1. 2006/06/14(水) 23:15:55|
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『カーニヴァル化する社会』

講談社現代新書の標記を読む。
帯の惹句がつらいな。<気鋭の社会学者「ニート」問題の本質をシャープに読み解く>・・・ってそういうことじゃないと思う。
確かに「本質」と言われちゃえばそうなのかもしれないが。

基本は「監視」でしょ。それも国家によるものではなく、自発的な監視。
その意味では前のエントリの『グーグル』と被る。
鈴木は、より「学」的に展開しているわけだが。

いや、それも違う。
この書の肝は「反省的な自己から再帰的な自己へ」という部分。

ニートも、監視も、ケータイも、そのロジックを生むための事例にすぎない。

「私が私であることの確信になるような内的なメカニズムが欠如しており、個人とは、他者との関係の中でころころ変わる「知られる私」の集合に過ぎない」というところ。他者の視線(データベース)を媒介にして無限の螺旋に陥るってわけ? そして、それは苦しみではなく幸福である。

定時としての「共同体」ではなく、瞬時としての「共同性」=カーニバルがそれを成立させる。

哲学的な視点として、そう新しい認識でもないように思うが、ICTの得意技の「データベース」が、そうしたものを進展させていく、という意味で、この書は情報技術の書であり、現在での意義もあると言うことが可能なのだろう。
  1. 2006/06/13(火) 12:50:03|
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『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』

上記の文春新書を読む。
著者の佐々木俊尚氏は新聞記者出身とのことで手練れた文章。

私としては専門柄、基本的には既知のことがほとんどだが、読みやすく、まとまりもいい。
例えばキーワード広告を「一本の針を探す」という表現で、そのセグメント志向性を示したり、アドセンスについて「塵を集める」とポンと言い切る仕方など、さすがに「ことば」を使っている人という印象。

その他にも「検索経済」「巨大な広告代理店としてのGoogle」など、手垢がつき始めているが、まだ使えるタームも上手に配置している。

とはいえ、本書で重要なのは第6章に尽きるのだろう。Googleなるものの「徹底的に監視する力」「ありとあらゆるデータを集めてしまう力」=神になろうとする、神になってしまう脅威を正面から示そうとするのは、ポストGoogle礼賛の時期に有意義だ。
  1. 2006/06/12(月) 20:57:23|
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日本公共政策学会@御茶ノ水

明治大学リバティタワーで行われた日本公共政策学会10周年記念大会。「連携ガバナンス-市民、NPO、企業、自治体の連携による政策形成」というタイトルの下で、「地域ガバナンスにとってのeコミュニティ 」という報告を行う。

eコミュニティという考え方、島田での実例、それらがガバナンスにとってどのような意味を持つか、さらに展望としての政策協働市場という点について報告。

いくつか質問も受けることができた。ガバナンス構築にあたってのSNSとの相違、政策協働市場と代表性民主主義との関わりなど。

気心の知れた2人を含めた企画だったので、その点も楽しめた。

旧知のIさん、Kさんが加わった別のセッションも聴く。Kさんのガバナンスについての論及は興味深い点が多く、質問もさせてもらった。

会場では、しばらくぶりに会う方を含め、多くの方と挨拶ができた。
ということで、皆さま今後ともよろしくお願いいたします。
  1. 2006/06/11(日) 23:24:06|
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市民社会研究フォーラム

大阪大学大学院国際公共政策研究科が肝煎りの「市民社会研究フォーラム」(第2回会場は、警官が目立つ首相官邸間近だった)に出かける。

大学院生などの若手研究者が勉強する場としての位置づけなのだが、齢を重ねた私が場違いにも顔見せ。このプロジェクトでNPO白書をつくりたいとのこと。実践的な学習の場と言うことだろう。山内直人阪大教授がお目付役。

情報・ICTという視点からNPOを見ようとしている私にとって、NPO白書2006当初案において、ICTが単なるNPO広報ツールとして扱われ、あるいは事例としてのネットワーク型NPO(?)の紹介に限定されているのはどうか という疑問を提示していた。

なんとなく、その流れで、私も執筆分担を持ちそうな勢いになっている。
もちろん、本当の意味での若手の方が書くことが望ましいと思うので、若干、腰が引け気味。
とはいえ、せっかく「NPO白書」というものをつくるのであれば、Web2.0のような時代認識を基礎に、ICTを重要な武器として地域を安心・安全・元気にしようとするNPOの紹介を明確にしてほしいとの思いも強い。

これからどうなるのか、様子を見つつ関わることになりそうだ。
  1. 2006/06/10(土) 23:57:21|
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ガバナンスの情報デザイン

公明党の機関誌である月刊「公明」7月号が発行され、手元に届いた。
依頼されて書いた「ガバナンスの情報デザイン」という5000字ぐらいの論文が掲載されているため。

公明党の支持者ではないし、むしろ批判的なのだが、編集の方の「政府・公明党に批判的なものでも結構です」とのスタンスに好感を持ち執筆した。

論文としては「ガバナンスの設計にあたって、情報技術とりわけデジタル・ツナガリ(1)としてのインターネットを、どのような情報デザインのもとに組み入れるか、言い換えれば「eガバナンス」という設計の意義を具体的事例の紹介を行いつつ検討するもの」として位置づけた。

そのうえで、「情報の非対称性」の是正、「評価の場」の設定、「関係の束」の構築というガバナンスの要素について、eガバナンスという設計が有効なのか考察した。

それぞれ、インターネットを使った情報公開制度、政策協働市場という場による評価の意味、関係構築のデザインとしてのeコミュニティについて検討した。

やはり、書いてみると、自分の中の思いが整理され、発表の場はともかくも、経験としては有効だったと思っている。

しかし、Webページでの「eガバナンスの意義」というのは、発行側の企画段階のタイトルのはず。こういうところも大事ですよ。
  1. 2006/06/09(金) 23:22:10|
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ゼミ旅行。島田へ

7日から8日にかけて、大学のゼミメンバー9人とともにeコミュニティしまだセル交流会@島田市五和(旧金谷町)に参加。

7日交流会はミニシンポジウム形式。金谷茶まつりブログ主宰の村井さんの講演後、パネルディスカッション。
とはいえ、会場は畳で、30人ほどの参加者は車座で意見交換。

パネルでは、先の村井さん、金谷茶まつりセル参加者のKさん、島田市JCのOさんに、ゼミ学生のHさんも加わり、私がコーディネーターを務め、eコミュニティしまだの意味などを考えた。

会場からの質問も多く、思った以上に盛り上がったのではないか。
後日になるが、eコミュニティしまだのウェブサイトにも、いくつか感想や意見が書かれている。また、セルに参加されていない方も何人か見られ、広がりを感じられる。
運営をとりしきった多くの方に感謝。

オフラインの関係づくりという当たり前のこともデザインしながらやっていかなくてはね。

8日はゼミ学生とともに蓬莱橋川越遺跡へ。長距離を歩いたあとの蕎麦も美味しく、興味深い旅になった。ゼミの学生は楽しめ、勉強になったかな。
  1. 2006/06/08(木) 23:52:05|
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打合せ@防災科学技術研究所

客員研究員を務めている(独)防災科学技術研究所で「災害リスクガバナンス研究プロジェクト」全体ミーティング@つくば。
私からは、eコミュニティしまだにおける「編集」。そしてその「編集」の多層性や、分野ごとの「編集」の重要性について話す。

いつもながら話しながら気づくことも多く、勉強になる。

eコミュニティは、それぞれの地域の「地域ドメイン」をめざすものではないと思っている。その意味で、ようこうさっぽろのようなサイトとは決定的に違うものだろう。私は、むしろ藤沢市市民電子会議室とどこかでつながっていると思っている。eコミュニティは、まずオフラインのグループありき という部分が大きな差異にはなっているが。

また藤沢とも異なる(と私が思っている)のは、eコミュニティが意識的に人を発見する、人が育つためのデザインをとろうとしていること。

とはいえ、情報を集約し、データベース的な利用も有効なはず。ブログ自体がDB的な機能を持っているのだから、それをもっと活かすことが重要になる。そうなれば訪れた人にとっても、意味のある、フレンドリーなサイトになりうると思う。そのためのシステム的な工夫ももっとあっていい。

そんなことを議論し、考えた打合せになった。
  1. 2006/06/05(月) 23:39:00|
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日本NPO学会@新潟

新潟朱鷺メッセで開かれた日本NPO学会年次大会(2日~4日)に参加。
今回のメインテーマはスポーツとNPO。
もともとスポーツは(ほとんど観戦だが)興味のあったことでもあり、新潟のアルビレックスに関する取り組みには注目していた。
しかも、秋セメスターからはスポーツメディア論を担当する。私にとって極めて時宜にあった内容になった。

メインセッションでは、bjリーグの河内さん、四国独立リーグの石毛さんもパネル参加。最近、日経新聞でスポーツマネジメントについて書いていた原田さん@早稲田もいらっしゃって充実したメンバー。話の内容は散漫な部分もあるがメンバーだけでも参加の甲斐がある。

私自身は4日のセッションで「地域情報交流サイト「eコミュニティしまだ」に見るソーシャル・キャピタル構築の可能性」として研究発表を行った。多くの質問も得て、自分なりにも納得のできる内容だった。

中身としては、eコミュニティしまだのもつ、個別セルポータルと共有ポータルの「二重構造」を中心に、アンケートなどを実証として、eコミュニティというデザインが「橋渡し型」のソーシャルキャピタルを形成する可能性を明らかにしたもの。近く発表資料をアップしたい。

NPO学会では旧知の方とも多く会え、夜遅くまで話した。これも学会の醍醐味かな。
  1. 2006/06/04(日) 23:52:28|
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静岡県生涯学習審議会

委員(副会長)を務める静岡県生涯学習審議会に参加。
事前にMLでのニート論議などもあり、おざなりではない、いい意見交換になった。
あらためて『「ニート」って言うな! 』も読み返す。

冒頭の県施策の紹介では、アウトプットはなんとか紹介されるが、施策の評価基準やアウトカムもほとんど言及されない。あらためて質問したが、私には納得できる内容ではなかった。

他の委員の方から2件の事例報告。自らが関わっているものなので事実の衝迫力がある。なかでも起業教育に係るK委員の報告には興味を持った。

一方で、別の委員から、現在の就労環境に格差があることを明確に認識すべきとの意見もあり。納得できる。

私にとっての現時点でのまとめは

起業教育というと、
起業家を創るための教育として捉えられがちだが、
7・5・3問題や、
非正規社員の一般化という状況のもと
個々の若者が、自らの「資源」を創ることによって、
「柔らかくても甲羅を身につけた蟹」(『ニートって言うな』)
として立つことができるための教育として、
(起業教育)キャリア教育を捉え直す必要がある。

あわせて、7・5・3問題に基づく第2新卒が、
また非正規社員が、あるいは障害を持つ若者が、
正規社員と比べて制度的・機会的に劣位に置かれているという
社会状況、社会制度の認識を行い、かつ
そうした状況、制度の是正を求め、
是正を担う人間のひとりとなることを含めての
キャリア教育が必要

というところだと思っている。
私のできる範囲ではあるが、今後も県施策に結びつく有意義な審議会にしていきたい。
  1. 2006/06/01(木) 23:13:21|
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河井孝仁

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自著(単著・共編著・執筆分担)

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