河井孝仁のシティプロモーション日記とか

「巨大SNSと小規模SNS」を読んで

松永英明氏のブログ「絵文録ことのは」にある巨大SNSと小規模SNSを、参加しているMLの投稿に教えられ読んでみました。

「絵文録ことのは」を通読しているわけではないので、松永氏の考え方そのものへのコメントと言うことではなく、あくまで、その断片としてのこの記事について考えたことを、これもMLに投稿したので、ここにも概略を再録してみます。

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確かにブログの議論に頷ける部分があります。

一方で、せっかくの分析にもかかわらず、結論が小規模SNSと巨大SNSという対比になってしまっていることには、大規模SNSであるmixiとgreeの違いについても言及されているだけに、違和感も残るところです。

もちろん規模の大小はきわめて重要な対比軸だとは思いますが、小規模SNSでさえあれば、そのなかでの、あるいは、それをきっかけとしての「人や組織のつながりかた」が皆同じということはないでしょう。

SNSの作り方もありますし、運営の方法もあると思います。それによる「つながりかた」の違いも生まれるはずだと考えます。

実際にも、「ごろっとやっちろ」と「ちよっぴー」「VARY」が形成する「人や組織のつながりかた」は異なるようにも思います。

ひょっとすると、小規模SNSと呼ばれるものの一部とmixiのヨコハマコミュでは「人や組織のつながりかた」が相似するものもあるかもしれません。

さらにSNSではないプラットフォームでも「人や組織のつながりかた」においては、ある一部のSNSと相似することもありそうです。

そうした点は、ワッツ・西口のスモールワールドとかバラバシのネットワーク理論、青木のモジュール化の視点等々から、異同を抽出していく作業が必要になるでしょう。

と、なれば、今後の議論に期待されることは
・大規模SNSと小規模SNSは違う
・小規模SNSも意味がある(だから使いましょうorやめましょう)
ということの確認ではなく

どのような「人と組織のつながりかた」を支援する、どのようなプラットフォームが、(それがSNS、あるいは小規模SNSと呼ばれるものか否かはともかくとして)地域のために、地域がうまくやっていくために有意義なのかについて少しでも知見が生まれ、実際の活動のヒントになるかだと思っています。



  1. 2007/04/04(水) 22:23:18|
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広報協会横浜セミナーの資料

2月1日に催される日本広報協会の横浜セミナーの資料を作りました。
セミナーでは2回ほど話させてもらいます。ども。

資料は、まぁ、箇条書きでOKとのことなので、それほどの作業量ではありません。とはいえ、手持ちの資料だけでは面白くないので、いろいろな自治体のWebページを開いている時間が結構長くかかったりして。

なかでは、前から気になっていた篠山市のWebページが興味深いかなっと。
既に、いくつか受賞もしているようですが、ニュースサイト風な印象が他の自治体の"カテゴリありき"とは異なっていてキャッチーです。
自分から「超お役所サイト」というのもなんだかなぁとは思いますが^^;

ここの「丹波ささやま黒豆課」という課名にも惹かれてます。
市長もにこやかに手を挙げていますし。・・・そのわりに「日記」はインパクトにかけるというか、誰を対象に書いているのかが今ひとつ判らない。ホントに備忘録になっちゃっているんでは --); なんかもったいない。

あと、例によって「コミュニティ」系はほとんど機能していない。(しかし、散歩人さんはイイトコ突いているかも、ってことでちょっとだけ意義ありか・・・)
コミュニティ系は片手間では無理です。キッパリ!
などと独り言をいいつつ、横浜セミナーの資料はできあがりました。

p.s

甲府市の市民レポーターというあっこさんこと今村晃子さんも発見いたしました。顔の見えるレポーターというのは評価したいなぁ。

しかし、こちらも、もうひとつ「キレ」がないような。いや今村さんが ではなく、折角の市民レポーターという制度が・・。もっと本気出して上手に使うと相当いけそうな感じですのに。あ、本気出していると言われるかもしれませんが。ちょっとね。

などと言いつつ、イブは終わっていくのです。


  1. 2006/12/24(日) 23:43:02|
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kizasi

しばらく前から気になっていたサイトにkizasiがあった。

ブログを分析することで、「今、はやりかけているもの」を示そうとするコンセプト。
これは、しばらく前までカテゴリ別(大学とか、プロスポーツとか、政治家とか…)などになっていて、そのカテゴリがまた面白かった。
今は、それが終わってしまい(初めからアナウンスされていたけれど)、今は全体で何位なのか、を基本に表示している。
その意味で一般的になったけれどマニアックな楽しみからは離れた感じ。端的に言って、前のモノは現在のものより数段の魅力があったと思っている。

そのkizasiが、新しくブログクチコミサーチβ版を開始している。
これは無料登録制。さっそく登録してみた。ここで興味深いのは「関連語」という考え方。kizasi自体も、この考え方が使われているのだが、それを前面に出したという印象。兆しを関連で掴まえる。確かに理に適っている。
自分で二つのキーワードを設定して分析もできるから、サービスを終えた前kizasi的な使い方もできるんじゃないかな。
こちらは先行き、企業などに売っていくサービスとするようだ。

テクノラティといい、こうしたブログ活用は旬になろうとしているね。しかし、テクノラティとkizasiでの「話題になっていることは!」が違うっていうのも当然ではあるものの面白い。
  1. 2006/02/05(日) 23:11:22|
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完結しない写真集フォトグラ

富山市のベンチャー企業「フレーズ」がNTTドコモ北陸と組んで制作した写真集
「完結しない」というのは、紙媒体だけで完結しないという意味と、写真にいったん定着された後も、まだ<動いている>街を切り取っていく、という立ち位置を示しているのだろう。

紙媒体だけでは完結しないというのは、写真集の隅にQRコードが印刷され、そこからFOMAの動画サイトへアクセスできるという仕組み。

<動いている>街については、今日も新しい動画がアップされている。

地域で、写真で、ケータイで というとどんな印象を持つだろうか。
地元のお祭りでも… 観光写真… どこでも博物館

いやいや、これが、なかなか洒落ている。
あからさまな観光振興などとは違う、地域内部での「粋」の流通が意図されているのではないか。

早速、一冊購入。雰囲気です。
  1. 2006/01/10(火) 22:42:02|
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デジタル市民の年だったのか

日本では1年の振り返りは、手早く年内に行われてしまうのが通例だろう。
正月2日や5日に、昨年の「この1年」が行われても、いささか意気が上がらないというところ。
しかし、海外ではそうでもないのか。海外在住の経験がないのでよくわからないが、実は時間感覚の違いとか、「新しさ」に対する意識の違いなどにも関わっているのかもしれない。

というのも、英BBSのWebページ、1月2日付の記事に「The year of the digital citizen」というものがあり、ほぉ~っと読み終わったころに、今度は、「Wrapping Up 2005; Looking Forward」という1月5日付けの記事を見つけた。

いずれの記事も市民(この市民は主権者としての意味を強く持たされているはず)が、情報発信者として重要な意味をもち、2005年には実際にも機能したと、イギリスの地下鉄爆破や、ハリケーンカトリーナ、さらに市会議員のコミュニティへの肯定的・否定的な意見ブログなどなどを例にあげている。

例によってテーマは消費者から市民(アクティブ・シチズン)へ というパタンだが、そのツールは従来とは異なっている。

その時の道具には、podcastingとVlog(ビデオブログ)、さらにpodnoshも挙げられて、文字にとどまらない動きを知らせている。

しかし、これらの記事よりおもしろかったのが、こちらの記事「Solving the Innovator's Dilemma」
新聞(社)の素人ブログへの対応を、イノベーション・ジレンマの理論で検討しようとしている。

イノベーション・ジレンマは、成功した企業こそがついていけない革新。従来の基準からは信頼性も強靱性にも欠けるがゆえに歯牙にもかけぬうちに、その軽量性や簡便性によって、従来の成功企業をfall downさせるもの。(この本『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき 』が参考になります)

ブログは新聞を殺すのか について、この理論の導入は新しいのでは?
(でもないのか?)
この記事では新聞そのものは死なないが。
  1. 2006/01/04(水) 23:59:27|
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河井孝仁

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自著(単著・共編著・執筆分担)

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