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河井孝仁のシティプロモーション日記とか

行政広報(行政サービス広報・政策広報・地域広報)の目的

行政広報論の最初の授業で、行政広報(行政サービス広報・政策広報・地域広報)の目的についてディスカッションした。

基礎となる発想は「地域経営」。
地域経営は、
人々の持続的な幸福を支えられる地域形成を目的に、
市民(住民に限らない)を主権者(プリンシパル)とし、
議会・行政、地域企業、NPOの3つのシステムを市民からの負託・委任・評価を得た代理人(エージェント)
とする考え方。

地域経営においては代理人も存在するが、市民自身も直接に経営に関われることが、企業経営に比した特徴ともなる。

この地域経営を基礎におくと、行政広報の目的は
① 代理人である行政自身の、主権者や他の代理人に対する可視化、と
②市民及び地域企業、NPOという地域経営のステークホルダーへの地域参画の促進
になる
と言ってたわけだが、

学生との議論のなかで、
①の(2)として、地域企業やNPOという代理人について情報を集約・編集・評価したうえで、主権者である市民に可視化する
というものがありそうだ
という気づきを得る。
授業恐るべし。

で、その可視化に関わって
(一社)電源地域振興センターが発行している雑誌『電気のふるさと』3月号に「行政広報に求められるもの」という原稿を寄稿。

文中
「…十分な可視化がなければ、行政などの持つ情報が主権者より大きくなるという情報の非対称性の縮減ができません。…
これらの縮減が困難になれば、エージェントの1つである行政の夜郎自大な状況が生まれます。…
しかし、地域内に、潜在的に巨大な危険がある場合、大きな限界が生じます。
潜在的に巨大な危険を制御するには高い専門性と、悪意あるものの接近を防ぐために情報の秘匿 が求められることがあるからです。…」
と書いた。

コンテキストを考えれば、よく掲載してくれたと思う。

金曜日は大学基準協会の仕事。その後、歌舞伎座四月大歌舞伎夜の部「実盛物語」だけを見る。贔屓の中村米吉が「葵の前」役で頑張っていた。仁左衛門の実盛、歌六の瀬尾、いずれも流石。
土日は坦々と。

月曜の授業後に中野のモルトバー「サウスパーク」。台湾のボトラーらしいラベルだが、中身は、カ・リラ18年、グレンマレイ19年、クライゲラキ27年のいずれもスコッチシングルモルト。
古井由吉の『楽天の日々』を読みつつ、ウヰスキーを啜る。雰囲気。

今日は大阪の国立文楽劇場へ。仮名手本忠臣蔵を4月・7月・11月の3回に分けて、結果、通し狂言とするという面白い試み。
これによって、上演されにくい場もしっかり演じられる。
今日は大序から四段目まで。堪能。

その後に尼崎市広報課の方と意見交換。なんらかの参考になれば嬉しく。関わり方がどうなるのかなという印象はありつつ。

そうそう、某所で、シャンパーニュ「ニコラ フィアット ブリュット レゼルブ」を嗜む
  1. 2019/04/16(火) 23:30:25|
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初回授業なのでガイダンス

初回授業なのでガイダンス。
Webメディア論(というかコトラーのマーケティング4.0+クチコミマーケティング)に40人ぐらい、行政広報論(行政広報の目的・メディア活用戦略モデル・シティプロモーション)に70人ぐらいと、想定より受講者が多い。ま、なんとかなる。

ゼミナールの新4年生は7名。年度更新で5人も離脱してた。おおっ。
弊学科は卒論単位もなく、ゼミも必修ではなく、セメスター毎にゼミナール受講の有無を決めるという、緩緩の仕組みなのだが、
そうは言っても、今まで、10数年間やっていて、いちばん多い離脱数。うへ。
就活やら司書講習への注力やら、「離脱するのは自由だが理由を伝えてほしい」とLINEグループに書いているのに、な〜んも言わずにいなくなったヤツとか(笑)

ここで「ゼミナール運営に欠陥があるのかもしれない」と自省するのが正しいのだが、な〜んも振り返る気がないのが、河井の能天気なところ。ま、いろいろご事情もあるのでしょう、としか考えない。(^_^;) 困ったものだ。

で、ゼミガイダンスに出席した3年生は20名ほどで、ここ何年かで最も多い。
塞翁が馬で、5名が残っていたら、研究室=ゼミ室に全員が入れず、履修制限しなきゃいけなかったので、グッドタイミング。とか考えてしまう。能天気である。

とはいえ、あくまでガイダンスであり、ゼミナールショッピングをしてる3年生も、少なからずいるので、どの程度の歩留まりがあるのかはわからん。全員いなくなるってことはなさそうだけど。
ま、それもなるようになるんじゃない、としか考えない。(^_^;)困ったものだ。

今朝は、千葉県庁の皆様が、国内外への農産品販売促進についてのご相談に研究室来訪。
シティプロモーションの地域魅力創造サイクルとメディア活用戦略モデルが意外と活用できる。
具体的な作戦もいくつか生まれて、なかなか楽しい意見交換になった。

昼過ぎには朝日新聞の地方支局さんから、ゆるキャラについての電話取材。これも楽しく話せた。

昨日はWOMJ。今年度の研究について議論。
本題もそうだが、イエメ・ブルメ論など、一見脱線しているような話から学ぶことも多い。楽しき。

一昨日は名古屋で三昧。

まずは名古屋市美術館に辰野登恵子展…ワクワク🤗と、思ったら、なんと3月いっぱいで展覧終了してた。ガックリ😭。マジか。
気を取り直して、愛知県美術館へ。リニューアルオープン記念のアイチアートクロニクル1919-2019展。うん、よかった。青春の名大時代によく出かけた桜画廊などへの言及もあったりして。…すぐ立ち直る😇

ま、今回の名古屋三昧は、名古屋市博物館の、挑む浮世絵 国芳から芳年へ 展が大事だし。…ワクワク🤗と、思ったら、なんと前日までで展覧終了してた。ガックリ😭。マジか。
気を取り直して、実は行ったことがない徳川美術館へ。うん、よかった。刀や茶道具、設えなど。…すぐ立ち直る😇

しかし、スケジュール管理がズタボロなのは歳のせいか。

で、今回の名古屋三昧の本当の目玉は、御園座での陽春花形歌舞伎 通し狂言 南総里見八犬伝だし。…ワクワク🤗
なんと、終了せずに、やってました‼️
まぁ、こっちがあたりまえか。(^_^;)
しかし、会場はガラガラであります😭
ネットで噂とか調べてみると、御園座では、チケットがスポンサーに渡っちゃって、チケットは売り切れてるのに、席は空いてるなんてこともあるらしい。
このことを、なんと、犬飼現八を演ずる松緑が、自らのブログで「困ったものだ、今年も是正されていない」って小屋を批判してるというのもなかなかにすごい。
とはいえ、歌舞伎らしい演目で、なかなかに楽しめた。よかった。😇

と、爺いらしい、あくまで能天気な近況であります。
  1. 2019/04/11(木) 23:32:42|
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あなたは意味のある存在だ

「あなたは意味のある存在だ」と伝えるために地域プロモーションはあるんだろうなと思ってる。

「この場所にいるあなたは、無意味な人じゃない。あなたがいるから、私たちは幸せになれる」と伝え、

そのうえで
「そして、できれば、あなたのおかげで、私も意味のある存在としてこの場にいることができるなら。」と少し小さな声で言う。

「俺はこんなにスゴい、こんなにガンバってる」って力まれても、見てるだけで疲れる。

「皆んなにとってじゃなくても、必ずしも多くはないかもしれない誰かにとっては、こんなに魅力のある場所を、もっと伝えたい、もっと元気にしたい。でも、私ができることはこれぐらい。」と伝える。
「あなたが、この空白を埋めてくれれば、誰かにとって、できればあなたにとって、魅力であるだろう、この場所は残る。もっと素敵になる。私にできることは僅かだけれど。」と言い続け、その空白を明らかにして、埋めやすい状況を作る。

まぁ、地域プロモーションとかって、その程度のもんだろう。
私にできることはほんの少し、でも、求めるものはこんなに大きい。だから、他でもない【あなたを】見てる。
そんな仕事をもうしばらく続けますかね。

5日は大学。在学生と大学院のガイダンス。今日も大学。新入生研修会と履修相談。実は大学教員です。

6日に公共コミュニケーション学会理事会。研究誌と7/7開催予定の総会がおもな内容。
7/7総会は「AIで公共コミュニケーションの進化は可能か」をテーマにする予定。面白そうでしょ(^^)

4日、5日、7日と神宮球場。2日の観戦を含めて2勝2敗。楽しいゲームも見られました。
で、贔屓の売り子さんが神宮グルメマップガイドに写真掲載ってことで、yuiさんのサインもらいました。えへん。

7日はその後に六本木の森美術館へ。現代美術の六本木クロッシング展。鑑賞しながら浮かんだ言葉として、「気配」「さまざまなるものの、内と外」「『あっち』とはどこだろう」「沈澱するということ」「見る ということを異化する」。

さらにその後に、新宿武蔵野館で映画『ギルティ The Guilty』。音だけのサスペンスという斬新な内容。
私たちは限られた情報のなかでしか生きられない。それへの諦感とそれでものストラッグル。
なかなかにおススメ。

ま、ぼちぼち生きてる。
  1. 2019/04/08(月) 23:34:23|
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雪・❄️・雪・☃️・雪・🌨

ちょっと出かけてきました。
雪・❄️・雪・☃️・雪・🌨


仕事としては岩見沢で講演とディスカッション。 知人のお骨折りで場を設けていただきました。ありがとうございます😊

岩見沢市のシティプロモーションがなかなか面白くて、ざわトークという地域の人々の経験を語りで繋ぐ試み、それにより蓄積したコンテンツを元に全道にラジオドラマを放送するというメディア活用。地域参画総量視点からも高い可能性を持っていると思います。

また、岩見沢はJR駅の改築にあたり岩見沢レンガプロジェクトを実施して、市内外からの寄付者の名前を刻んだ刻印煉瓦を用いることでの地域の当事者を作る取り組みには以前から注目していたところです。

これらを散乱させず、目標設定からのロジックにどのように位置づけるかを、可能な限りの定量化で示すことができると、より一層の意義が見えると思います。

足を延ばして、美唄市へ。アルテピアッツァ美唄という安田侃の彫刻作品を廃校の屋内外に配置して展覧している美術館。
雪に埋もれている作品もあるのですが、ほとんど音がしないなか、白い雪に立つ黒い像は美しく、内省を呼ぶ力を持っています。
校舎内の作品も、今はいない児童生徒の影や聞こえないお喋りのなかで立ち尽くしているような、多層化した印象を作り出しています。
校舎に掲げられていた、大岡信の「美唄のまちを天下に浸透させる」という詩句の浸透というイメージが十分に理解できるものでした。

少し時間があったので、さらに滝川市へ。
滝川市美術自然史館。
500万年前の前期鮮新世に生息した巨大な海牛(ジュゴンやマナティの仲間)タキカワカイギュウの化石と復元模型が展示されています。デカい‼️
ギャラリーには滝川出身の日本画家岩橋永遠と一木万寿三の作品がありました。岩橋の画は静謐さとリズムに魅力を感じました。

これで2018年度のお出かけ仕事(なんだか、遊んでるだか)は終了であります。
2019年度もボチボチ歩いていくことになりますかね。

古井由吉『ゆらぐ玉の緒』読了
  1. 2019/03/29(金) 23:35:03|
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エディラボ兼地域メディア本執筆者打合せ

日曜。新橋でエディラボ兼地域メディア本執筆者打合せ。
前半は「見立て」を鍵概念として展開。見立てるためには「そのまま」ではなくて、一旦は「そのもの」を分散化・多面化させたうえで、改めて統合することが必要になる。

Instagramにおける、ハッシュタグの付与及び検索による一覧化とは、この分散化・多面化→統合化を行なっているんじゃないか。
それによって自動化した「見え方」に違和を創り、大げさに言えばイノベーションに繋がる発見を促すものとして考えられないか。
地域メディアの役割として、そうした機能が求められるのではないか。

後半はそこから発展して、Twitterの複数アカウントの意味、自らを多面化する試み、その多面化した側面に限定した関係形成への意思と、フェイストゥフェイスによる新たな側面発見への展開など議論。
なかなかな脳内運動会になった。楽しき。

そこから、平塚へ。平塚100人会議なる集まりに招ばれて、10分で語るシティプロモーション というパフォーマンスをやってきた。これはこれで面白い。
プロカメラマンが撮ってくれた写真(ありがとうございます)では、なんだか指揮者みたいでカッコよく写ってると思うけどどう?
新たな知人もできてよきかな。

今日は弊学の学位授与式。まずは早めに研究室に来た学生とパチリ。その後、学科の学位授与式を終えて、卒業するゼミ生が三々五々、研究室へ。写真も撮ったけど、誰のカメラだったのかな。後々の共有に期待。
卒業生たちからは寄せ書きのアルバムをいただく。嬉しく。
  1. 2019/03/25(月) 23:36:06|
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河井孝仁

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自著(単著・共編著・執筆分担)

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